音楽療法 海外からの報告

音楽療法 海外からの報告

インド・ナグプールのタイムズ紙 2008年8月16日
音楽はまたセラピーでもある:パンディット・チャンドラカント・サラデシュムク

多くの人にとって音楽はエンターテインメントです。
しかし、プネで生まれたシタールの巨匠、チャンドラカント・サラデシュムクにとって、音楽は、また、セラピーでもあります。
「苦痛、悲しみ、恐れ、落ち込み、ストレス、神経過敏を取り除くどのような音楽の誘導装置が、人間の体の中にあるのかはわかりませんが、セラピーを受けた人は、苦痛やトラウマが和らいだと言います。理由はわからなくても、このような言葉を聞くことで、音楽はセラピーでもあると信じることができます。それで私にとっては十分です」

チャンドラカント・サラデシュムクは現在日本に在住しています。

脳外科医が音楽療法を体験

パンディット・チャンドラカント・サラデシュムクは、2008年8月16日の日曜日、インドにて午前10時から12時まで、バジャッジ・ナガールの医学中央インド研究所で、無料の音楽療法セッションを行いました。

音楽療法とは?

サンスクリット語の博士号をもち、パンディット・ラヴィ・シャンカールの弟子である、サラデシュムクは、音楽療法は生理学、心理学、および音楽学の組み合わせであると言います。
「私は、彼らが私の音楽療法のセッションの間、今まで生きてきた中で、恐ろしかった瞬間が浮かび上がり、泣き、叫び、跳び、声を上げて泣くのを見ました。それは、ただ、その時だけ、1回きりの経験です。その後、意識していたり、あるいは無意識下にあったり、頭の中から離れないでいたりした、その恐ろしい出来事は、以後一切、浮かび上がることはありません」
彼は質問します。「あなたはこれを何と呼ぶのでしょうか。時々、精神は、何かをしたいけれども、体はそれを拒絶します。逆に、体が何かをしたい時に、精神はそれを拒絶します。私の音楽学は体と精神を再結合させます」と、彼は主張します。

日本からの報告

個人の音楽療法についての脳波研究所の研究者、志賀教授からのレポートが読みあげられました。教授は今、音楽療法を受けた人の個々のデータをもとに音楽と癒しの科学的根拠を研究しています。
彼は、脳が神経障害、ストレス、不眠症、および鬱の患者の間に、ヒーリング効果があるアルファ波を、音楽療法の間、より多く発生させると気付きました。

インドの病院からの報告

バンガロールからの報告によると、昏睡状態の人に、音楽療法の時に録音した音楽を聴かせところ、とても不思議で、大変驚いたことに、その人はこん睡状態から脱し、麻痺した手を動かすことさえ出来たというのです。
サラデシュムクは言います。「私は、音楽療法セッションの間、特別な音楽やラーガも演奏しません。シタールから出てくる、その瞬間の全てがヒーリングミュージックになるのです」

Q&Aセッション

Q・身体の色々な部分が動きました。それはどうしてですか。

A・音楽療法は科学で、エンターテイメントとしての音楽とは違いがあります。現代ではセラピーを起こす音楽が伝えられなくなっていますが、自分はアーユルヴェーダを伝承してきた家系に生まれ、代々伝わってきた音楽の知識があります。以前、西洋音楽の音楽療法をする人たちと一緒に音楽療法をしたことがあります。ただ単に音楽を聴いて楽しいというだけでは音楽療法とは呼べません。その時、実際に身体がぴくぴくと動くのはこの音楽療法だけでした。又、コンピューターによる脳波測定で科学的にも実証されています。

Q・これだけ様々な人たちが集まってのセラピーでは、シタールをどのように演奏しているのですか。

A・実際にお一人お一人におこる体の反応をカメラのようにフォーカスして見ています。私にとってもこれは挑戦ですが、300人から500人の人たちを一度に集めてグループ音楽療法をした経験があります。そのほかにも様々な経験がありますので、次にどの音を出せばよいのかがわかります。この人のここのつまりが解消されそうだなと思うとき、大きな音を出したりします。

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